農薬不使用と味にこだわったお米を全国へ。長野県安曇野市の雄大な自然の中で今年もおいしいコシヒカリが収穫できました。江戸時代から代々研究を重ねた匠の米をぜひあなたの食卓へ。

モンドセレクション金賞 / iTQi Superior taste AWARD 三ツ星 4年連続受賞! / 皇室献上米に選ばれました

代表プロフィール

浅川拓郎
名前
浅川拓郎
趣味
釣り・スノーボード

1982年生まれ
安曇野市出身
千葉大学園芸学部卒業
江戸時代から続く農家の14代目
上記写真は、NHK【のど自慢】に出場した際の写真。ちなみに、特別賞をいただきました!!

 

『食者如帰』  食う者帰るが如し

家は代々農業をしており、私も子どもの頃から将来の夢は農家だったので、地元の農業高校に進み、大学に進学しました。

大学で知り合いから出身地を聞かれ、「いい所に住んでいるね」とうらやましがられた事から、「都会の人はお金と時間をかけて安曇野を訪れ、私が地元に住んでいた時は当たり前だったものが、都会の方は貴重なものに感じるんだ。」ということに気づきました。

それからは、地元で北アルプスを眺めるたびにとても誇らしく、ますます安曇野が大好きになりました。

このような事から都会と農村にはそれぞれの役割があるのではないかと考えたのです。

日本経済は、人々が忙しく働く都会を中心に成り立っています。

そんな都会で身を削って仕事をしている人々は癒しを求めて、農村を訪れ、農村は癒しの場になっているのではないかと思うようになりました。

そんなある日、旅館業を営む家に代々伝わる「来る者帰るが如し」という言葉に出逢いました。

この意味は、「旅館を訪れた人に我が家に帰って来たような安心感を与え、くつろいでもらえるようなおもてなしをする」」という事で、この言葉に感銘を受け、もじったのが、「食う者帰るが如し」です。

この言葉には、「私が安曇野で作った農産物を、都会の人に食べてもらうことで、自分の故郷もしくは安曇野を故郷のように感じ、故郷に帰って来たような安心感を味わってもらいたい」という意味を込めて作ったものです。

 

【米を通して安曇野の素晴らしさを多くの人に伝えたい】

【安曇野の良さを伝えるお手伝いをしたい】 

Q.もともと安曇野には思い入れがあったんですか?

A.そういうわけではなかったです。子どものころは嫌でした。
そのころはまだ村だったし、田舎だなあって思っていたし。
大学進学で外へ出て、いいところなんだなって気づきましたね。
バイト先のおばちゃんが「若いとき登山に行った」「スキーに行った」って言ってくれたり、安曇野が気に入ったから「女の子が産まれたら『あづみ』って名前を付けたい」って話してくれる人がいたり。
年配の人だけかと思ったら、そうでもなくて。
たまたま山手線に乗っていたときに、「この間、安曇野ってところに行ってさ」って若い2人が話をしていて。
「大王わさび農園へ行って、すごくいいところだった」なんて、ちょうどこれから帰省するってときに聞いたので、ちょっと声かけようかと思ったくらいで(笑)。
本当にすごく嬉しかったです。

電車で帰ってくるときに松本で乗り換えて、大糸線に乗って窓の外を見ると
「ああ、帰ってきたなあ」
って思います。
山々が見えて、いいところだなあ、って。
だから今はその良さを一人でも多くの人に伝えたいと思っています。
農産物は主役というか、その良さを伝えるための一つの手段だと思うし。
それを僕はお手伝いできたらなって。
農産物が「安曇野の広報大使」で、僕が広報部長…いや、係長くらいで(笑)。



Q.そういう思いはいつごろからあったんですか?

A.根本には「農業をしたい」という思いがあります。
そこと融合したというか、切っても切り離せないものだったというか。
安曇野は田園があって、そのバックには北アルプスがあって…という風景が象徴的だと思うんですよね。
それって、農業をしてお米を作っているからこそできあがる風景なんですよ。
だから、どのタイミングで認識したとか、芽生えたってことではないですね。
お米作りは安曇野の風景の一部だから、その風景を大切にしたいです。

最近は環境のことも考え始めているんですが…ここは昔、ホタルがいたんです。
僕が小学生のころの話ですけど。最近は全然見かけなくなってしまったけど、去年ようやく1匹見つけました。
それで、ホタルとか生物が戻ってくるような方法で米作りをしていったらいいんじゃないかと思って。
早速、田んぼの一角に池を作り、ビオトープ(生物群の生息場所)みたいにしました。
まあ…そんなにすぐには、うまくいかなかったですけどね。
でもそこにホタルが帰ってくれば話題にもなるじゃないですか。
まあ、まだ夢のまた夢って感じですけど、まずは自分でやってみて成功すれば、それをきっかけにして安曇野のPRにつながればいいかなとも思っています。


(信州魅力人HPより抜粋 http://blog.nagano-ken.jp/people/interview05/46.html